9月13日、『L'Equipe』は「パリ・サンジェルマンのナースル・アル・ハライフィ会長は、9月26日に行われるフランスプロリーグ連盟取締役会選挙に立候補する」と報じた。
ナースル・アル・ハライフィ氏は1973年生まれの40歳。かつてはプロテニスプレイヤーとしても活動した経験を持ち、引退後はカタールテニス連盟会長、アジアテニス連盟副会長を務めるほか、カタール投資庁の一員となり、アル・ジャジーラ・スポーツのディレクターとしても活動した。
2011年にカタール投資庁がパリ・サンジェルマンの株式を70%取得した際、アル・ハライフィ氏はクラブの会長に就任。世界を揺るがせるような多くの補強を行ったほか、豊かな資金力を生かした積極的な広報活動により、クラブを世界的なブランドに成長させている。
ナースル・アル・ハライフィ氏はこれまでアル・ジャジーラ・スポーツ(現BeIN Sports。フランス・リーグアンの放映権を取得しているメディア会社)の会長を務めていたために連盟に入ることは禁止されていたが、2014年5月にそれを退任したため、選挙に立候補することが可能となった。
なお、選挙で競合しているのはヴァルデマール・キタ(ナント会長)、オリヴィエ・サドラン(トゥールーズ会長)、ジャン=ピエール・カイヨ(スタッド・ランス会長)など。