【編集部Hからのコメント】
まず、この数値は決してレベルの高低ではなく、あくまでW杯後に就任したコスタリカ人エルナン・メドフォード体制の、日本戦に臨むメンバーの“本気度"であることに注意していただきたい。
今回の来日メンバーは21人で、うち ブラジルW杯のメンバーは9人である。同大会でも主力を務めたキャプテンのマイノル・フィゲロア以下、ビクトル・ベルナルデス、エミリオ・イサギーレら国際経験豊富なベテランが引き続きチームの中心となる。
一方でW杯以後、イングランド・プレミアリーグでの経験を持つウィルソン・パラシオス、ロジェル・エスピノーサらが一度も招集されていない。パラシオスは衰えが著しく、エスピノーサはクラブでの出場機会が安定しないことが理由であると考えられるが、何よりメドフォード監督がメンバーを刷新し、同監督の下で昨シーズンのリーグ王者にも輝いたレアル・エスパーニャに所属する選手を中心とした陣容になっているからである。
ただメドフォード監督はレアル・エスパーニャでの教え子で、ブラジルW杯の代表エースだったカルロ・コストリーの復帰を望んだが、32歳という年齢に加え新天地トルコでのプレーに専念することを理由に断られている。ここは減点材料であろう。