【ストーク・シティ:牛若丸ボージャンの冒険。豚骨か、パスタか】
13位 ストーク・シティ (昨シーズン 9位)
Point: 9
得点: 18 (14位)
失点: 23 (9位)
得失点差: -5
結城「次はヒロサワさんの出番ですね。失点9位は、悪くないですよね」
Sakeshiy「ボージャンどうですかね?」
広澤「確かに失点は少なくていいんですが、見ていると去年より守れている訳でもないっていうか。ボヤンは、最初右ウイングで使われたんですが駄目で、しばらく干されて...その後トップ下で使われて『案外いいじゃんこいつ?』っていうような展開です」
Sakeshiy「最近ボージャン観てて、ストークで落ちついてきてんなと。どこかの第三王子的なのが、田舎でチヤホヤされている感じだよね」
タカク「義経、奥州時代的なね」
広澤「牛若丸ボージャンいいな......最近ヒゲのばしてきて、調子乗ってんなって感じあるんですけど」
結城「牛若丸ボージャンは、なんかイメージにもピッタリというか、流行らせたい表現だなあ」
タカク「ここ、攻撃がしっちゃかめっちゃかだったよね」
結城「ボヤンの謎ドリブル祭りからの、結局のウォルタースってのが面白かった。ボヤンがテクニカルなことをやろうとしていると思ったら、最終的にサイドに長いボールを蹴って、そこでウォルタースがゴリゴリ競り合うっていう」
広澤「繋ぐにはエンゾンジが......ボールロストが多すぎて」
結城「エンゾンジ、ストークに染まって守備するようになったんだよねえ。なんかもっと、ブラックプール時代は好き勝手やる選手だった気がするんだけど。中盤の底からドリブルでぬるぬる攻め上がってみたりとか、そういうポグバっぽい自由さは無くなった」
広澤「その割には毎回、移籍市場開くたびに『移籍させろ』ってうるさいんですけどね。とりあえず4-1-4-1でエンゾンジは前に置きたい」
結城「エンゾンジのエンゾンジ感が、もっと出そうだよね。そうなってくれば」
タカク「俺の見た試合は、ボヤンがボランチの位置で捌こうとしていた」
結城「香川とかみたいに下がってくるんだけど、香川と一緒でパスレンジが短いせいで効果的ではないな、と」
db「それでもさわりにいかないと、それはそれでどうしようもなかったりするのがなあ...」
結城「でもこのカオス感は、ここでしか見られないエンターテイメント感が出てきていますよね」
広澤「悲壮感はもはやないですね。2点取って、1点取られても『ああ、どうせ引き分けだろ......』的な感じがきちゃって。勝ってももう嬉しい感じがしない」
結城「これを2年くらい続けたら、凄いものが出来るんじゃないかと...ラーメン屋の話みたいに」
Sakeshiy「シティ戦、パスタ出す、出すとか言いながら突然濃厚な豚骨ラーメン出してきたもんね」
広澤「シティ戦の時はちょうどボヤン干されてて、ガッチリと引いていたんですよね」
タカク「ここ、アイルランドもいるんですよね」
結城「天才アイルランド、ですね。後は前線に元マンチェスター・ユナイテッドのディウフが。彼もそこまでのインパクトは残せていない感じですけど」
db「ディウフはマジびっくり箱だからね。あり得ないシュート決める一方で、あり得ないシュートを外す」
結城「前も言ったんですけど、大きくないのに大きい選手のプレーをしようとしているっていうのが。もうちょっと幅を広げられると面白いんですけどね。お前がクラウチみたいなプレーをしても、クラウチには敵わないだろうと」
db「そこはセネガルクオリティっていうことで」
広澤「ディウフは多分、嗅覚っていうポイントが数値化できるとしたら、最低ランクなんですよ。セットプレーでは、上がってくるCBとかに押し出されて、エリア外にいますからね」
結城「セットプレーでエリア内に入れて貰えないCFって一体...」
筆者名:結城 康平
プロフィール:「フットボールの試合を色んな角度から切り取って、
様々な形にして組み合わせながら1つの作品にしていくことを目指す。形にこだわらず、わか
りやすく、最後まで読んでもらえるような、見てない試合を是非再放送で見たいって思ってい
ただけるような文章が書けるように日々研鑽中」
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