これが、ゴールのシーン。角度と画質的に、状況が凄く解りにくいので別角度の画像を使って確認していくことにしよう。

一見この守備における問題は、マーカーであるイヴァノビッチがダビド・ルイスを取り逃がしたこと、のように見える。しかし、本来はニアでゾーンを作っていたはずなのに、そのゾーンの3人が全員同じスペースに出て行ってしまったことが問題だったのだ。

「ズマがカバーニに釣られず、ジエゴ・コスタにマークを引き渡していたら」、「ズマが出て行ったゾーンを埋めるために、ジエゴ・コスタが少し後ろに下がっていたら」、そもそもダビド・ルイスがここまでフリーになるゾーンが出来なかった可能性が高いのである。

実際、3人でゾーンを組んでのニアのゾーンでの守備というのは相当の警戒が伺える。それなのに、ニアから失点を喫してしまったことは、チェルシーにとって「致命的」なミスだった。

2失点目、鍵を握ったのはやはり「ニア」の攻防。