J3の創設により昨年から実質4部リーグとなった、JFLこと日本フットボールリーグ。3月8日に開幕した今季のリーグ戦は既に4節が終了し、ホンダロック、ソニー仙台とともに3勝1分でトップに立っているのが鹿児島ユナイテッドだ。
それぞれ単独でのJリーグ加盟を目指していたヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAが、紆余曲折を経て2014年に統合。「2クラブによる連合(ユナイテッド)」「薩摩半島、大隅半島および離島を含むすべての鹿児島県民の協力」「県内在住者のみならず県外および世界中にいる鹿児島を愛する人々の団結」を願い命名された名称は、まさにこのクラブにこそ相応しいと感じたファンも少なくないことだろう。
JFLへ初参入した2014シーズンはFC KAGOSHIMAを率いていた大久保毅監督が指揮を執り、Honda FC、佐川印刷京都に次ぐ3位。新たに浅野哲也監督を迎えた今季も、地元出身のFW田原豊などJリーグでのプレー経験のある選手が加わり、前述の通り好調な立ち上がりを見せている。
その鹿児島の新ユニフォームがまたすごいのだ!(写真:マイター/イミオ)
昨季に引き続き、クラブカラーである白と紺の組み合わせとなったホーム(1st)。
正面もシンプルでかっこいいのだが・・・。
背面にはなんと鹿児島のシンボルである桜島! 鹿児島に関わるすべての人々の想いを背負う覚悟を表現したデザインとのことだ。
昨年からサプライヤーを務め、FC琉球の今季ユニフォームも話題となったマイター(の国内ライセンスを持つイミオ)のセンスが光る。
ちなみに、ユニフォーム全体のデザインを限りなくシンプルにすることにより、強さと潔さ、そして昇格に向けた決意を表している。(※2月23日に行われたJリーグ理事会において鹿児島は「百年構想クラブ(旧・準加盟クラブ)」に承認され、昇格のための壁を一つ乗り越えた)
アウェイ(2nd)は紺と青を基調に、桜島の噴煙のエネルギーをカモフラ(迷彩)柄で表現。
全国のアウェイのピッチで、臆することなく鹿児島の存在感を放つという意味が込められている。
ボーダー柄のソックスがまたいい感じ。
GKモデルは、人々がそれぞれに抱く鹿児島への想いを表現したモザイク模様を採用。
ホームは鹿児島の広大な自然を表した深い緑。アウェイは桜島のエネルギーを思わせる鮮やかな赤となっている。
ユニフォームスポンサーは、胸が「長島研醸」、背中が「鹿児島市」。シャツの胸に雰囲気良く収まっている「さつま島美人」は地元の定番焼酎として親しまれている長島研醸の芋焼酎ブランドである。
九州で7クラブ目となるJリーグ参入を目指す鹿児島。
今週末は5日(日)にホーム、鹿児島県立サッカー・ラグビー場Aコートでファジアーノ岡山ネクストと対戦する。
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