6月19日、リーガ・エスパニョーラのセビージャは「元フランスU-21代表FWガエル・カクタがメディカルチェックを通過した」と公式発表した。

セビージャ側からは契約の詳しい状況が明かされていないものの、保有権を持っているチェルシーが「完全移籍に向けた交渉が合意に達した」と発表している。

正式に加入を発表するための記者会見は本日13:30(現地時間)に行われる予定となっている。

ガエル・カクタは1991年生まれの23歳。名門RCランスの下部組織出身で、高い技術とスピードを持っていることから高い評価を得て2007年に若くしてチェルシーへと移籍したウイングである。この際には違法な取り引きがあったことでも知られ、処分を受けることにもなった。


ただそこまでのハードルを乗り越えて入団したチェルシーではあまり必要とされず、フラム、ボルトン、ディジョン、フィテッセ、ラツィオ、ラージョと様々なところに貸し出されるキャリアを送り、ブレイクできないまま中堅と言える年齢となった。

今季は23試合に出場し4ゴールを決めるなど及第点と言えるプレーを見せ、様々なところから興味を受けているという話はあった。その中からセビージャという才能を開花させるには最適なクラブを選んだと言える。

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