イェレマイン・レンス/サンダーランド/オランダ代表/27歳/FW

ディナモ・キエフ→サンダーランド(移籍金800万ポンド、約15.4億円)

昨季のような残留争いを避けるために、広範囲の補強を敢行したサンダーランド。最も注目を集めたのは5人目の新加入選手である、レンスだ。この27歳のアタッカーはこれまでディック・アドフォカート監督とPSVとAZでともに働いた経験があり、彼のもとでプレミアリーグでプレーできるチャンスに飛びついた。オランダ代表でも29試合8ゴールをマークしているレンスはサンダーランドの攻撃にエキサイティングな新次元をもたらさなければならない。うまくいけば、チームを昨季のようなドラマから救い出せる。

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スリナムにルーツを持つアタッカー。デビュー当初は、高度な技術を持ちながらドリブルに固執する傾向があったが、AZ復帰後はチームが志向するムービング・フットボールに見事に順応。オフザボールの質が向上し、最も好む左サイドからのカットインだけではなく、味方に合わせた飛び込みやパス&ゴー等、ボール外でも好影響を与えられる選手へと成長した。また、シュートのアイデアも豊富で、得点シーンは多彩。そのために両ウイングだけでなく中央でもプレーできる。

エデル/スウォンジー/ポルトガル代表/27歳/FW

ブラガ→スウォンジー(移籍金500万ポンド、約9.6億円)

スウォンジーはこれまでボニーやミチュなどストライカーに賢い投資を行ってきた。ブラガからやってきたエデルもそのひとりになり得る。現時点において、エデルはこの夏のスウォンジーの補強で唯一の大物。ポルトガル代表18キャップがあり、ポルトガルリーグでも確かな得点力を見せてきた。

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ギニア=ビサウ出身の長身ストライカー。ケンワイン・ジョーンズにスタイルが似ており、デカくて鈍いがとても足が速く、身体能力に恵まれた選手。190cm近い身長があり、空中戦には無類の強さを誇る。普通の相手なら競り負けずにヘディングに持ち込める。その反面、繊細な技術や連携面が不安要素で、パスを予測するポジショニングセンス、前線で我慢する精神力、ポストプレーの正確さなどには欠けるきらいがある。