ハビエル・イルレタ政権では、主にトップ下でプレーしていたバレロン。

ディエゴ・トリスタンやワルテル・パンディアーニといったストライカーにアシストを供給したのだが、なかでも抜群のコンビネーションを誇っていたのがロイ・マカーイとのホットラインだった。

良質なパスさえ届けばゴールを量産するマカーイと、スペインきっての名パサーバレロンの相性はバッチリだった。

マカーイは2002-03シーズンにリーガ・エスパニョーラで29得点をあげ、いわゆる「ゴールデンブーツ」も獲得するなど爆発するのだが、なかでも印象深いゴールがCLバイエルン戦でのものだろう。

このシーズンのCL、両者はグループステージで対戦した。デポルティーボは第1節でオリンピア・シュタディオンに乗り込み強豪バイエルン戦を戦ったのだが、この試合でハットトリックを記録したのがマカーイだった。

【マカーイの1点目】

【マカーイの3点目】

マカーイはオリヴァー・カーンが守るゴールから3ゴールを奪うのだが、このうち2ゴールをアシストしたのがバレロンだった。

いずれも柔軟なパスであったが、特に1点目を演出したパスはいかにもバレロンらしいアシストであると言えるだろう。試合は2-3でデポルティーボが勝利している。

ちなみに、ロイ・マカーイはこのシーズン限りでデポルティーボを去ることになるのだが、その移籍先はバイエルンだった。この試合での活躍がバイエルンのスカウト陣を唸らせたのは間違いない。

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