そしてこんな練習も。
ワンツーのパス交換から正面の相手をワンフェイクでかわし、逆サイドに大きく展開。センタリングに合わせてゴールへと走りこむ。
こちらもそれほどスピード感のあるものではないが、1つ1つの動作を非常に丁寧に行っている印象だ。他の練習もそうだが、彼女はこうした練習を地道に繰り返しているのだろう。
気になるのはピッチの状態だ。女子サッカーの先進国であるアメリカでも、個人練習で使用するとなると非常に粗いグラウンドで行わざるを得ないようだ。
今年のFIFA女子バロンドールにおける最有力候補であるロイド。環境や能力ではなく、実践を想定した基本の繰り返しが彼女を支えているのだろう。