こうして見ると、ボールが飛んだコースは身体から離れているにもかかわらず、ピャトフが右手一本で触っていることが分かる。

正面だったらまだしも、手一本で完全にボールをゴールの外に弾くのはなかなか難易度が高いはず。それだけに、ピャトフのセービング能力の高さが窺えるプレーであった。

1984年生まれ、31歳のピャトフはウクライナ代表として長く活躍したオレクサンドル・ショフコスキーの正統なる後継者。

2006年には同国史上初となるワールドカップメンバーにも選ばれ、大会終了後にはそのショフコフスキーからポジションを奪う形で正GKの座を獲得。EURO2008、2010年ワールドカップの欧州予選を経験し、EURO2012本大会でもグループリーグ全3試合に出場した。

シャフタールでも長きにわたってゴールマウスを守っており、UEFAチャンピオンズリーグの舞台で名前を聞いた人もいることだろう。

ちなみにそんなピャトフだが、先日行われたCLのレアル・マドリー戦では、イスコからの何でもないクロスを“ポロリ”してしまい、カリム・ベンゼマに先制点を献上していたという過去があった。