考えてみれば、その通りである。

日本が現在参加している2018年ワールドカップに向けたアジア2次予選は、来年3月に終了する。この2次予選を突破すれば3次予選に進むわけだが、この3次予選は来年9月から開始され、来年5-6月に設けられているインターナショナルマッチウィークを強化試合にあてられるのだ。

日本にとってヨーロッパの強豪チームと対戦する機会はそうあることではない。

ヴァヒド・ハリルホジッチ監督もマッチメイクに関して日本サッカー協会に対して「なるべく強い相手とアウェイでやることによって普段見えなかったことがちゃんと見えてくる」ということを話しているようで、今月行われたイランとの強化試合もそうした狙いがあったのだという。

であれば、オランダという相手は対戦相手として全く不足がない。「今すぐにでも日本サッカー協会はオランダ側と交渉し、マッチメイクを取り付けるべきだ!」という意見もその通りである。

しかし、である。

どうやら来年6月に日本がオランダと対戦する可能性はちょっと低そうなのだ。どういうことか?説明しよう。

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