先日、U-17W杯で「ノイアーを超越するほど飛び出しちゃったGK」の話題をお届けしたが、その選手の母国・南アフリカのプレミアリーグにはやっぱりクレイジーな先輩がいた!
うぉおおおおスコーピオンだ!
試合は27日に行われたカイザー・チーフス対ムプマランガ・ブラック・エイシーズで、このクレイジーなプレーを見せたのはカイザー・チーフスの守護神イトゥメレング・クーン。
聞き覚えないだろうか?そう、元オランダ代表サンダー・ヴェスターフェルトから「同リーグ最高のGK」と評され、自国開催の2010年W杯で母国の正GKを務めた実力者だ。あれから5年以上が経過した現在も代表の守護神を務めている。
このInstagramの映像はクーン自身がアップしているが、
「俺は公式戦で(スコーピオンを)やることを約束していたんだ。そして今夜、エイシーズ相手に俺はやった。ホッとしたぜ!」
と、「#GODisGREAT」という謎のハッシュタグ付きで投稿している。
あの元コロンビア代表レネ・イギータによる“伝説”ともなったスコーピオンは、1995年にイングランド代表との親善試合で生まれた。つまりクーンは親善試合ではなく公式戦でやることを公約し、それを果たしたことに満足しているようなのだ。
ただ今回スコーピオンを披露したのは後半アディショナルタイムで、試合終了のホイッスル直後だろうか。しかも相手の最後のパワープレーにしては、図ったようにクーンへ“おあつらえ向き”のボールが送られているように見えなくもないが…まあそこは深く詮索するまい。
試合は映像のスコア通り、クーンのカイザーチーフスが1-0で完封勝利している。