セスク・ファブレガス(2003年大会、スペイン)

U-17W杯得点王で最も成功した選手と言えるだろう。大会後、ルールの隙をついたバルセロナからアーセナルがフリーで獲得し裁判沙汰にもなった。

2年目の2004-05シーズンにレギュラーを掴むと、2006-07シーズンにはパトリック・ヴィエラの背番号4を引き継いだ。

技術、パスワークに長けた選手だが、プレミアリーグでは得点面でも注目された。特に2007-08シーズンにはMFながらリーグ20得点をあげ、アーセン・ヴェンゲルが率いるチームの中核を担った。

スペイン代表、EUROで優勝を経験、チャビ、イニエスタらとスペインの黄金時代を築き上げた。

ダビ(1997年大会、スペイン)

一方で、最もその後のキャリアが短かったU-17W杯得点王もまたスペイン人である。1997年大会でスペインは3位に終わるが、ダビは得点王に輝いた。

だが、その後はレアル・マドリーCチームで数年プレーした後にサッカー選手をやめてしまったのだ。

そう、ダビはサッカー選手の道ではなく、ハーバード大学で経営管理の修士号を取得する道を選びその後ニューヨークの投資会社へと就職している。

サッカー選手を続けていれば、どのようなキャリアをえがいただろうか?今となってはそれを確かめる術はない。

その他にも、カルロス・ベラなどは大きな注目を浴びた。日本は、今U-17W杯に出場することはできなかったが、これまで7回の出場を誇る。次回大会こそは良い結果と共に得点王を輩出してほしいものである。

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