16位 チェコ(FIFAランク17位)
予選グループA1位(7勝1分2敗、19得点14失点)
予選ではオランダを2度撃破し、トップ通過。EURO2012では準々決勝に進出している。ペトル・チェフやトーマス・ロシツキーらはその当時から変わっていないが、大部分はまだ経験の多くない選手たちである。ベスト16進出が彼らが望みうる最高のものだろう。
15位 アイルランド(FIFAランク42位)
予選グループD3位(5勝3分2敗、19得点7失点)→ボスニアとのPO2戦合計3-1
マーティン・オニール監督のエネルギーと組織力によって、アイルランドはどんな相手にも厄介な存在になりえる。だが、クオリティの欠如は埋め合わせるのが難しいものになるはずだ。ロビー・キーン、ジョン・ウォルタース、シェイン・ロングは働くことを決して止めないだろう。だが、この大陸(欧州)の最高のDF陣はそれほどの困難なしに、彼らを取り扱うことができるであろう。ウェズ・フーラハン(ノリッジMF)やシェイマス・コールマンは中盤やDFにおいて、いくらからの一流さを見せるだろう。だが、勇気ある第2ラウンド退場(ベスト16進出?)がアイリッシュにとって最も有り得る結果だ。
14位 アイスランド(FIFAランク31位)
予選グループA2位(6勝2分2敗、17得点6失点)
レイキャヴィークでオランダを2-0で撃破するなどスリリングな勝利もあり、史上初めてメジャートーナメントに進出したアイスランド。印象的だったビルキル・ビャルナソン(バーゼルMF)に、ギルフィ・シグルズソンは中盤で才能を発揮してみせた。アイスランドは(本大会でも)驚きを提供しうる。
13位 スウェーデン(FIFAランク45位)
予選グループG3位(5勝3分2敗、15得点9失点)→デンマークとのPO2戦合計4-3
ズラタン・イブラヒモヴィッチの才能はスウェーデンに可能性を与えるだろう。だが、それは間違いなく相当に狭いものだ。エリック・ハムレン監督が率いるチームはプレーオフを経て本大会に辿り着いたチームであり、ズラタンに次いで予選で最もゴールを決めたのはMFアルカン・ゼンギンの3点だ。予選における中盤の大黒柱はセバスティアン・ラーションやキム・シェルストレームであった。そのことがスウェーデンのレベルについて教えてくれている。