# 19 小笠原 満男(MF)

当時の年齢:23歳
現在の年齢:36歳

現所属:鹿島アントラーズ

中田や小野、稲本といった選手の前に隠れはしたが、第3戦目のチュニジア戦でワールドカップ初出場。後の2006年大会でも2試合に出場している。2006-07シーズンにメッシーナに移籍したが、それ以外のクラブキャリアは全て鹿島で過ごしており、今シーズンも29試合に出場し若き司令塔柴崎岳のお手本となっている。大船渡の高校に通っていたことから、東日本大震災の復興支援活動にも積極的で、「東北人魂を持つJ選手の会」を発足させた。

# 20 明神 智和(MF)

当時の年齢:23歳
現在の年齢:37歳

現所属:ガンバ大阪

戦術家トルシエに「完璧なチームとは、8人の明神と3人のクレイジーによって構成される」と言わしめた、バランス感覚に秀でたMF。トルシエからの信頼は厚く、2000年のシドニー五輪でメンバー入りすると、ワールドカップ2002年大会では3試合に出場しチームのベスト16進出に貢献。強烈な個性が揃う中盤において、気の利いたプレーを連発した。

# 21 戸田 和幸(MF)

当時の年齢:25歳
現在の年齢:38歳

現所属:現役引退(2013年)

2002年大会当時にしていた赤色のモヒカンヘアーは、大会期間中で最も目立つ髪形の一つであった。堅実な守備力が最大の武器で、本大会では全4試合に出場した。2003年にトッテナムに移籍し、その後もADOデン・ハーグやKリーグの慶南FCにも在籍、現役最後のクラブはシンガポールのウォリアーズだった。引退後の現在はNHKやJ SPORTSで解説業をこなしており、冷静かつ知的な語り口が人気となっている。

# 22 市川 大祐(MF)

当時の年齢:22歳
現在の年齢:35歳

現所属:FC今治(今シーズン限りで契約満了)

無念の落選は1998年大会。しかし市川は右サイドのスペシャリストとして、自国開催のワールドカップに出場した。最大のハイライトは第3戦のチュニジア戦。鋭いフェイントからクロスボールを供給し、中田英寿のゴールを演出しチームのベスト16進出に貢献している。2012年に水戸を離れると、その後JFLの藤枝MYFC(後にJ3)と四国リーグのFC今治に在籍。先日、今治との契約満了が発表された。

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