5日、『Chronicle Live』は「かつてニューカッスルでプレーしていたチリ代表DFテッド・ロブレドが謎の死を遂げてから45年になる」という記事を掲載した。
テッド・ロブレドは1928年生まれのディフェンダーで、1949年にバーンズリーからニューカッスルに入団。
その時には兄のジョージ(ホルヘ)もともに加入しており、彼らは1952年のFAカップ決勝で「同一チームに二人以上の外国人選手がいた最初のケース」となった。
ストライカーとして活躍したジョージ、そして左DFとしてプレーしたテッドは退団も同時で、1953年にチリの名門コロ・コロに移籍している。
1957年に引退したテッドはその後ペルシャ湾の石油掘削業に関わっていたが、1970年12月6日に搭乗していたタンカーで行方不明になった。
その後、タンカーの船長を務めていた西ドイツ人が殺人の容疑で起訴された。しかし、テッド・ロブレドの遺体は結局発見されず。
船長は「テッドは自殺した」と証言し、それを覆すだけの証拠は発見されなかったため、「重大な疑いがある」と言われつつも無罪となっている。
なお、イングランドでの外国人得点記録を塗り替えたジョージもその後1989年に62歳という若さで死去したとのことだ。