MFネマニャ・マティッチ(2014年、ベンフィカ→チェルシー)

多くの点においてマティッチの獲得は、チェルシーのユースシステムに対する態度を要約するものであった。わずかな額でベンフィカで売り渡した後、2000万ポンド(現レートで35.9億円)以上で買い戻したのは、眉をひそめさせるような移籍であった。

だが、このセルビア人FMはすぐにインパクトをもたらした。昨季のリーグ制覇において、大きな役割を担った。最近は調子を落としているが、いまだにリーグ最高の守備的MFである。

DFライアン・バートランド(2015年、チェルシー→サウサンプトン)

買う前に試すことに越したことはないと常に言われているが(完全移籍の前にレンタルで見定めろ?)、それは昨季サウサンプトンがバートランドでやったことだ。

この左サイドバックは1000万ポンド(現レートで17.9億円)ほどで冬に完全移籍する前、前半戦はローンでプレーしていた。サウサンプトンはそのプレースタイルについてよく分かっているリーグトップクラスの選手を手に入れた。プレミアリーグ7位でのフィニッシュに彼は貢献してみせた。