平安山「話は変わりますが、男女の指導で何か変えている部分というのもありますか?」

八木「いえ、そこはあえて変えてないという感じですね。例え性別が違っても戦術や指導法は変えていません。身体的な違いはあるので、練習の負荷だけ考慮はしています」

平安山「沖縄の指導者についてはどう感じていますか?」

八木「非常に熱心な指導者の方がいて、僕も刺激を受けています。沖縄県外にいる時間が長かった僕が、外とのパイプ役になるなどして、外から学ぶ環境を持ってくるなど、どうにか沖縄に貢献出来ないか、と考えています」

平安山「最後に、八木さんはドリブラーの育成理論にブラジル的な、面白い考えがあると聞きました。教えて下さい」

八木「ドリブルに関しては、教えた時点でドリブラーではないと思っています。あまりに教えてしまうと、個性を潰してしまうと言いますか。ドリブルは自分で考えたり、他人のプレーを盗んでアレンジを加えていきながら、自分で完成させるものだと思っています」

平安山「今回はありがとうございました。また、直近ではナビィータと共に1月16日・17日の九州リーグチャレンジカップに勝っての九州リーグ昇格、おめでとうございました。沖縄中が盛り上がりましたね。今季の新加入選手の発表も続き、非常に楽しみにしています。今年中のチャレンジリーグ昇格、将来のなでしこリーグ昇格へ向けて頑張って下さい。応援しています!」

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筆者名:平安山 良太

小学生よりサッカーを始めるが、ケガにより早期挫折。高校時代より指導者の道へ。日本で中京大学や名古屋グランパスU12でのアシスタントコーチなどを含め、幼稚園~大学生まで幅広く指導者として関わった後、更なる成長を志し海外へ。

東南アジアのトライアジアプノンペンFC(現カンボジアンタイガーFC)やラオス代表で研修の後、ブラジルへ渡る。ブラジル一部リーグのアトレチコ・パラナエンセ→SCコリンチャンス→Avai FCの下部組織にてアシスタントコーチを歴任。

ライター、代理人、Jクラブでの通訳等も広く行っている。アルゼンチンのリーベルプレートやペルーのアリアンサ・リマで研修生の経験も。

ツイッター: @HenzanRyota

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