続いて、海外ではこう見られているようだ。

『FourFourTwo』による解説

イタリアで最も人気なフォーメーション。代表チームの一握りが採用しているが、プレミアリーグでもルイス・ファン・ハールとマウリシオ・ポチェッティーノがこのシステムを採用している。

信じられないほどのフィット感とシステムワークを作るチャンスを持っているが、戦術的に長けたウイングバックを持つ必要性がある。

もし、カウンター攻撃を止めたい場合、3-5-2システムを採用するのが賢明だろう。3バックの左右が深い位置で構えることでウイングバックをカバーするのを助けている。

一方で、ボールを奪った後にカウンター攻撃をする際にも効果的。2人のFWがいるために、最小限のサポートでチャンスを作り出すことができる。また、3バックで1人のストライカーと対峙すればよいのも大きく、4-5-1に対しては特に強みを発揮する。

反面、チームメイトをカバーしながら攻撃をスタートしなければならないという弱みがある。特に、3枚のセンターバックは1対1に強さがありながらも規律的な選手でなくてはならない。

3-5-2は”帯状”の守備システムを形成するが、それゆえに自分とボールが反対にあるときなどにポジショニングやスピードに優れた選手が必要となる。

『BBC』による解説

3枚のDF、5枚のMF、2枚のFWを持つ。しかし、2枚のサイドのMFはほとんどの場合、攻撃的なサイドバックが充てられており、5-3-2と呼ぶこともできよう。

イングランド代表ではグレン・ホドル時代に彼はこのシステムを好んでいた。

時に3枚のセンターバックの中央がスイーパーとして機能するため、2枚のセンターバックが脆弱だったとしても1人がカバーすることができる。

重要な役割を持つのは、2枚のウイングバックであり、ブラジル代表が2002年ワールドカップを戦った頃は右にカフー、左にロベルト・カルロスを置いていた。彼らは上下運動をし攻守を助ける役割を持つ。

いかがだっただろうか。2トップのシステムは現在は4-4-2、3-5-2に集約されている。次回は1トップ、3トップのシステムを紹介しよう。

【厳選Qoly】U23アジア杯で韓国を撃破!近年評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら