続いて、海外ではこう見られているようだ。

『FourFourTwo』による解説

最も古い時代に誕生したシステムの一つで未だに使われている。イングランドサッカーで一般的なものであるが、世界中のチームがこのシステムを使うことを決定している。

4-4-2の強みとしては、2人のFWを持ちMFとDFがディレイすることなくボールを取りに行け、一方で第一の攻撃で中盤からの支援を待たずに前方へ進んでいくことができる。

2人のサイドアタッカーとフルバックがいるために、“幅”を想像し”十字の疾風”をもたらすことができる。

一方で、センターハーフが攻守に働かなくてはならないという欠点がある。特にサイドアタッカーに戦術的な規律がない場合、それはより顕著になる。

また、2人のセンターハーフだけでは3センターを前にしてボールを支配することが難しい。しかし、多くの場合は他のポジションから1人の選手が加わってそれを補っている。

『BBC』による解説

適応性の高いシステム。中盤の4枚と幅の広さが特徴。

2人のストライカーを持つために、中盤のサポートを待たずして攻撃をすることができる。

4-4-2と4-4-2同士の対決では、中盤よりもサイドバックがボールを持つ機会が多くなることが多い。そこで、監督によっては中盤のセンターには守備的な人員を置き、サイドバックをアタッカーとして考えている。

レドリー・キングやジェイミー・キャラガーがアンカー的な役割としてMFに配置されることがあったが、いくつかのイングランドのチームはより守備にソリッドなアプローチを好むことが多い。そうすることで、左右の攻撃的MFをより自由が得られる。

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