2-2の痛み分けに終わった、14日のCL準々決勝ベンフィカ対バイエルン戦2ndレグ。
アグリゲートスコアで一歩届かずベスト8敗退となったベンフィカだが、1stレグに続きバイエルンを苦しめ欧州中に大きなインパクトを与えた。
そんなこの試合で決まった同点弾は、見事なフリーキックからだった。
77分、ラウール・ヒメネスのスルーパスにゴンサロ・グエデスが抜け出し決定機に。するとハビ・マルティネスがタックルにいき、いい位置でベンフィカにフリーキックが与えられたのだ。
ボールをセットしたのは、68分に投入されたばかりのブラジル人MFアンデルソン・タリスカ。このキックがスゴかった!(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
短い助走から左足を振り抜くと、ボールはバイエルンの壁を越えゴールニアサイドへと吸い込まれた!
これだけ近い距離でありながら強烈なキックを蹴りこんだタリスカ。さすがのマヌエル・ノイアーでも、この一撃には触れることさえできなかった。
1994年2月生まれのアンデルソン・タリスカは、強烈な左足を武器としたテクニシャンだ。以下、Qolyの選手データベースにある選手情報を紹介する。
190cm近いメイア。2012シーズン終盤にバイーアでトップ登録された。
利き足の左足とリーチの長さを存分に活かしたボールテクニックが魅力。鋭い左足のキックを持ち、2014-15シーズンに加入したベンフィカではいきなりセットプレーを任されるなど高い評価を受けた。
スピードにも優れており動きのセンスもなかなか。ドリブルに入れば豊かな進出力も見せるなど、非常に才能豊かなMF。2015年1月にはエンソ・ペレスがバレンシアへ去ったため、その後釜としてボランチに移されている。
2016年リオ五輪世代の選手だが、2014年11月、ルーカス・モウラの負傷にともにフル代表に初選出された。
リオ五輪に向けたセレソン候補ということで、今から名前を覚えておいても損はないだろう。