マドリーのライバル同士の激突となったUEFAチャンピオンズリーグ決勝。PK戦にまでもつれ込む死闘の末、惜敗したアトレティコ・マドリーはまたも欧州制覇まであと一歩届かなかった。
2 - Juanfran has become the first defender to assist in two different #UCL finals. Roadrunner. #uclfinal pic.twitter.com/syfC7B8UrN
— OptaJose (@OptaJose) 2016年5月28日
悲劇の選手となってしまったのは、アトレティコDFフアンフラン。
31歳のベテランSBは、カラスコの同点ゴールをアシストするなど120分間ピッチ上で奮闘した。だが、PK戦ではキックがポストに阻まれてしまったのだ…。
その彼には試合後、こんな場面があったようだ。
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サン・シーロに駆けつけたアトレティたちに、謝意を表していたように見える。そんな彼には大きな拍手が送られていたほか、チームメイトたちも彼を慰めるようにそばに寄り添っていた。
また、ディエゴ・シメオネ監督も彼を責めることはなかったようだ。『elpais』によれば、こう述べていたという。
ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー監督)
「我々は、重要だったのはPSV戦だと言ってきた。
その時、彼は決定的なPKを決めた。今夜はそうならなかった」
CL決勝トーナメント1回戦でPSVと対戦したアトレティコ。2戦合計でもスコアレスとなった死闘は、PK戦で勝負が決した。その時、勝利を決める8人目のキッカーとしてPKを成功させたのが、フランフランだったのだ。
そのことをしっかり記憶していたシメオネはその事実に言及したのだ。指揮官は「我々はPKで負けた。だが、立ち直ったしまだ生きている」とも述べていた。
彼のもとサイドバックとしてコンバートされ再ブレイクを果たしたフアンフラン。また立ち上がるはずだ。