左SB:パトリス・エヴラ(フランス)

フランスのサイドバックといえば、大会前は疑問符がつけられるポジションだった。パトリス・エヴラは既にキャリアの終焉が近づいていると言われていたからだ。

彼はルーマニア戦でPKを与えてしまうという難しいスタートになったが、その後の彼はフランス代表のベストパフォーマーになっている。

CB:ペペ(ポルトガル)

暴力と悪意で話題が塗り固められがちなペペは、非常に素晴らしいディフェンダーであることが忘れられがちだ。EURO2016に挑むにあたっても、彼には少し批判があった。

ただ、ポーランド戦でレヴァンドフスキ+ミリクを相手に能力を見せ、ポルトガルの守備に基盤を作った。準決勝前に怪我を負ってしまったが、決勝には出られるのだろうか?

CB:レオナルド・ボヌッチ(イタリア)

ボヌッチは今回のアッズーリにおいて最も信頼を受けているディフェンダーである。ベルギー戦では彼がジャッケリーニのゴールをアシストした。

今のサッカー界で、ボヌッチは最もボールを持ってプレーできるディフェンダーの一人だ。このEURO2016は、彼の選手としての価値を一層引き上げた。

右SB:ダリヨ・スルナ(クロアチア)

大会中、このクロアチアのベテランには父親の死という厳しい試練が与えられた。しかしながら、それが彼のパフォーマンスに影響を与えることはなかった。

クロアチアの右サイドバックとして傑出したパフォーマンスを見せ、チームを決勝トーナメントに導いた。スペイン戦の勝利の際には最も印象的な男だったと言える。

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