プレシーズンツアー中のリヴァプール。先日のハダーズフィールド・タウン(英2部)戦には2-0で勝利したのだが、そこでは思わぬ珍事が起きていた。『Dailymail』などが伝えている。
📸 Shamal the striker! 💪 pic.twitter.com/aRZ3I546KB
— Liverpool FC (@LFC) 2016年7月20日
ユルゲン・クロップ監督は、プレシーズンマッチとあってベンチにいたフィールドプレイヤー全員を後半開始と同時にピッチに送り出した。だが、後半20分にMFルーカス・レイヴァが負傷してしまったから、さぁ大変…。
残り30分ほどを10人で戦うという選択肢もあったのだが、そうはしなかった。控えGKとしてベンチに残っていた18歳のシャマル・ジョージをフィールドプレイヤーとして投入したのだ。
見るからにデカイ!
この5月にプロ契約を結んだばかりのGKジョージだが、ストライカーとしてプレーすることに。オフサイドにはなったものの、惜しいシーンも…。
この珍事について、指揮官はこう明かしていた。
ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)
「残念なことにルーカスの怪我でシャマルをストライカーにするフォーメーションに変えることになった。彼は素晴らしかったよ。
(CFでの起用は誰のアイディア?)
私が10人でのシステムを作った後に彼ら(ベンチに下がっていた選手やスタッフたち?)が教えてくれたんだ。『カモン、俺たちにはシャマルがいる!』ってね」
試合後、ジョージ本人はTwitterにこんな画像をアップ。
Who did this 😭😭😭 pic.twitter.com/3sGJdIZKOb
— Shamal George (@shamal_george) 2016年7月20日
GKは通常着ることのないあの真紅のユニフォームを身に纏ってプレーできたことは記念になったはず。
ちなみに、かつてリヴァプールでもプレーしたGKデイヴィッド・ジェームズは、プレミアリーグの試合でFW起用されたことがある。
これは彼がマンチェスター・シティに所属していた2004–05シーズンの最終戦ミドルズブラ戦での出来事。どうしても点が欲しかったシティは残り数分という時点で、当時のスチュアート・ピアース監督がMFクラウディオ・レイナに代えて控えGKニッキー・ウィーヴァーを投入し、GKだったジェームズをCFに上げるという奇策に出たのだった。(結局試合は1-1のまま終了している)。