プレシーズンツアー中のリヴァプール。先日のハダーズフィールド・タウン(英2部)戦には2-0で勝利したのだが、そこでは思わぬ珍事が起きていた。『Dailymail』などが伝えている。

ユルゲン・クロップ監督は、プレシーズンマッチとあってベンチにいたフィールドプレイヤー全員を後半開始と同時にピッチに送り出した。だが、後半20分にMFルーカス・レイヴァが負傷してしまったから、さぁ大変…。

残り30分ほどを10人で戦うという選択肢もあったのだが、そうはしなかった。控えGKとしてベンチに残っていた18歳のシャマル・ジョージをフィールドプレイヤーとして投入したのだ。

見るからにデカイ!

この5月にプロ契約を結んだばかりのGKジョージだが、ストライカーとしてプレーすることに。オフサイドにはなったものの、惜しいシーンも…。

この珍事について、指揮官はこう明かしていた。

ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)

「残念なことにルーカスの怪我でシャマルをストライカーにするフォーメーションに変えることになった。彼は素晴らしかったよ。

(CFでの起用は誰のアイディア?)

私が10人でのシステムを作った後に彼ら(ベンチに下がっていた選手やスタッフたち?)が教えてくれたんだ。『カモン、俺たちにはシャマルがいる!』ってね」

試合後、ジョージ本人はTwitterにこんな画像をアップ。

GKは通常着ることのないあの真紅のユニフォームを身に纏ってプレーできたことは記念になったはず。

ちなみに、かつてリヴァプールでもプレーしたGKデイヴィッド・ジェームズは、プレミアリーグの試合でFW起用されたことがある。

これは彼がマンチェスター・シティに所属していた2004–05シーズンの最終戦ミドルズブラ戦での出来事。どうしても点が欲しかったシティは残り数分という時点で、当時のスチュアート・ピアース監督がMFクラウディオ・レイナに代えて控えGKニッキー・ウィーヴァーを投入し、GKだったジェームズをCFに上げるという奇策に出たのだった。(結局試合は1-1のまま終了している)。

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