4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグの予備予選3回戦で、日本人戦士がやってくれた。

チームの意向からリオ五輪への出場が白紙になったヤングボイーズの久保裕也が、強豪シャフタールから2ゴールをあげたのだ。

久保はこの日、54分と60分に立て続けにゴール。

1stレグを0-2と落としていたがアグリゲートスコア2-2に追いつき、試合は延長戦を経てPK戦に。結果、4-2でヤング・ボーイズが勝利を収め、プレーオフに進出した。

久保はもともとリオ五輪への参加が決まっていたが、ヤングボーイズに負傷者が相次いだことから急遽日本代表への派遣が取りやめに。

その判断をめぐっては日本でも厳しい意見が飛んでいたが、久保を戦力として考えていたヤングボーイズの判断はとりあえず間違っていなかったということになる。

BSC Young Boysさんの投稿 2016年8月3日

2点のアドバンテージがある状況で2ゴールをあげた久保は、チームをプレーオフに牽引したと言って良い。

CLでは各ラウンドに進出するごとにUEFAから分配される賞金が増えるわけだが、久保のゴールにより一体ヤングボーイズはどれだけの金額を手にしたのだろうか。

2015-16シーズンのデータをもとに算出してみよう。

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