イドリサ・グエイ（エヴァートン）

ウォルコットとは逆に、彼はクラブの苦戦に引っ張られてしまった男だ。アストン・ヴィラの悲惨なシーズンの中で、グエイは顕著なパフォーマンスを見せていたのだが、チームは降格してしまった。

そして選んだ新天地はエヴァートン。ロナルト・クーマン監督の下で統制の取れたサッカーをしており、ギャレス・バリーとともに信頼性の高いプレーを見せている。

彼は今季ももはやタックル王間違い無しの数字を見せているが、その数字は必要なくなっているだろう。誰が見てもその貢献度の高さは分かるからだ。

ラヒーム・スターリング（マンチェスター・シティ）

リヴァプールからマンチェスター・シティへ移籍したスターリング。その違約金は驚異的な額であったが、その初年度は期待はずれになった。

ペジェグリーニ監督が作り上げたチームは、才能ある選手を信頼し、攻撃を好むサッカーだったが、ときに規律を欠いていた。

グアルディオラの下でチームは形質を転換させた。そしてスターリングは才能にあった役割を渡されている。相手のフルバックを引きつけるというカードとして。そして、ゴール前での才能も花開いている。

【次ページ】その3