旧ユーゴの火種は未だ収まらず?

コソボとクロアチアのサポーター

クロアチアはEURO2016でもチェコ戦にてサポーターが発煙筒をピッチに投げ入れる、乱闘などの問題を起こしておりフーリガンへのチケット販売禁止と、10万ユーロ(およそ1170万円)の罰金という制裁を受けていた。それから半年もたたずしてまたしても罰金を科せられた。

10月6日行われたコソボ代表とのワールドカップ予選でクロアチアは6-0と快勝した。しかし、この時両チームのサポーターは共にセルビアをDisる“Kill, kill the Serbs”のチャントを歌ったため、両チームともに罰金が科せられることになった。内訳はクロアチアが50000スイスフラン(およそ530万円)、コソボが30000スイスフラン(およそ310万円)となっている。

なお、アルバニアもマケドニア代表相手の9月の試合で政治的なフラッグが掲げられたとして50000スイスフラン(およそ530万円)の罰金、ウクライナはコソボ代表相手に戦った試合で差別的なフラッグが掲げられたとして15000スイスフラン(およそ158万円)の罰金となっている。

これらの国は全て旧ユーゴスラビア絡みの人種問題であり、根の深さを感じさせる。

それ以外ではブラジルが同性愛者中傷のために25000スイスフラン(およそ264万円)、パラグアイが20000スイスフラン(およそ211万円)、アルゼンチン、チリが15000スイスフラン(およそ158万円)、エストニアがギリシャを侮辱するチャントを歌ったとして20000スイスフラン(およそ211万円)の罰金となっている。FIFAは人種差別撤廃のために厳しく対処しているようだ。

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