5月に行ったチャリティーマッチの途中で心臓発作を起こして昏倒した元フランス代表FWダヴィド・ジノラ。
8分間に渡って心臓の鼓動が止まっており、90%の確率で植物状態に陥る可能性があったという状況から、6時間のバイパス手術を受けて奇跡の生還を果たした。
彼はその際の状況を回想し、救急隊を励ました仲間のお陰で助かったことを明かした。
ダヴィド・ジノラ
「ハーフウェーまで戻ったら、にわかに心臓が止まったんだ。そして顔からピッチに倒れ込んだ。
選手たちは私が冗談でやっているのかと思った。しかし友人が言ったんだ。『彼を見ろ!騙そうとはしていない』とね。
私は舌を飲み込んでいて、友人たちがそれを出そうと試みる。しかし歯が閉じられていて、指を受け付けなかった。
誰かが救急車を呼ぼうと叫んで、それから彼らは『舌のことは忘れろ、彼は死んでいる、心臓が止まっている。心臓マッサージに集中しろ』と言ったんだ。
私の心臓は少なくとも8分間止まっていた。何の鼓動もなく、死んでいた。そして救急車が到着すると、彼らは私の胸にAED(除細動器)を当てた」