『Calciomercato』は、「セビージャのスポーツディレクターを務めるモンチ氏は、ローマへの加入を決断した」と報じた。
2年ほど前からその去就が大きな話題になっているモンチ氏。自身が選手として過ごしたセビージャを世界的なクラブに成長させた敏腕ディレクターである。
安く買うことができるタレントを最高のタイミングで獲得するテクニックは真骨頂で、選手の資質を見極める才覚に優れていると評価される。先日はナンシーから『NEXTコシェルニ』ことクレモン・ラングレを獲得し、「らしい」補強に成功している。
記事によれば、すでにモンチ氏は新しい冒険を始めたいと考えており、セビージャに退団を申し込むと共に、ローマ会長パロッタ氏に前向きな返事をしているという。
セビージャ側はイースター(4月半ば)の後まで少なくとも残留して欲しいと考えているとのこと。
しかし、ローマは契約解除条項に書かれている500万ユーロ(およそ6.1億円)を支払ってでも1月のマーケット終了後に彼を引き入れたい意向を持っているという。
ヴァルテル・サバティーニが昨年10月にチームを離れたローマは、現在新しいスポーツディレクターを探している。夏のマーケットに向け、モンチ氏の下で補強の政策を構築したい構えであるようだ。