先日、グラナダの監督を務めていたルーカス・アルカラス氏が話していた。
『ビッグクラブの選手は、いつまで試合中の暴言を熱くなった瞬間のせいにすれば気が済むのか?』と。
熱くなった瞬間のために暴言が生まれ、そして試合とは関係ない乱闘に繋がる。
そこに、サッカーを良くするメリットなどひとつもない。
それならば、試合中の言葉など全て公にしてしまえばいい。相手のチームに盗聴される?どうせピッチ内にいれば相手にも届いている。大熊監督の声は相手も全員聞いているではないか!ブリオベッカ浦安の監督の声もすごかったよ。メインスタンドの最上段でも聞こえるほどに。
言葉を公にすれば、そこに気を使うようになって乱闘が減る。
試合がクリーンになり、子供の教育にも良くなる。
審判への過度な抗議も減って、ビデオ判定に金をかける必要性すらなくなるかもしれない。
何重ものカメラを用意する金があるなら、各選手につけるマイクを1試合に30本ほど用意したほうがずっと安く済むだろう。記録されているかもしれない、と思うだけで全く状況は違うはずであるし、選手のヒアリングもいらないのだから制裁も簡単だ。
森脇問題は単なる差別発言かどうかの問題ではない。発言も処分の対象でありながらそれを感知するテクノロジーの導入に消極的なFIFAの怠慢、解決の方向性の大きなズレが公になっていることを表す典型的な事例だ。
いまからでも遅くない。Jリーグが先鞭をつけるべきだ。
マイクを用意せよ!これさえあればインストールに何千万円もかかるビデオなどいらないと声高く主張せよ!