食事による一体感の形成

コンテ監督は、チェルシーにやってきてすぐに「一体感を取り戻さなければならない」と強調した。

選手や監督のために頻繁に食事会を開き、ロンドンのレストランなどでコミニュケーションを深めた。

個人的な関係を作ろうとしたのは選手とだけではない。スタッフにもクリスマスパーティーを開き、受付やドアアテンダント、セキュリティスタッフにまでスピーチをし、その仕事に感謝をした。

マンチェスター・シティ相手の勝利

チェルシーが現実的にタイトルを奪えると思い始めたのは、おそらく12月であろう。

シーズンの初めに勝利街道をひた走ったグアルディオラのチームは、その後守備陣の崩壊で苦しんだ。

しかし、コンテのチームは信念を保ったままで勝利を確実とし、優位性を示した。それはまたセスクにとっての転換点でもあった。

【次ページ】問題への対処