編集部H
コンフェデレーションズカップ2005 日本代表 対 ブラジル代表
試合日:2005年6月22日
試合会場:ライン・エネルギエ・シュタディオン(ケルン)
試合結果:日本代表 2-2 ブラジル代表
得点者:ロビーニョ(10分)、中村 俊輔(27分)、ロナウジーニョ(32分)、大黒 将志(88分)
【コメント】
日本とブラジルのサッカーにおける歴史は深く、師弟のような関係といえる。それがかえって直接の対戦では相性の悪さを呼んでおり、アトランタ五輪でこそ「マイアミの奇跡」を起こしたものの、A代表では未勝利、それも完敗に近い形でやられているのが現実だ。
そんななかでもっとも善戦した、あるいは、もっとも勝利に近づいたのが、コンフェデでのこの一戦であろう。当時のブラジルはロナウドが不在だったが、先発にはカカ、アドリアーノ、ロナウジーニョ、ロビーニョ…錚々たる顔ぶれであった。
試合は、二度にわたって先攻を許したものの、終盤には怒涛の攻撃でブラジルを圧倒。88分に神様・仏様・大黒様がゴールを押し込んだ興奮は、今なお、忘れることが出来ない。
ただご存知の通り、翌年行われたワールドカップ本大会では1-4と大敗を喫してしまった。結果としては、このコンフェデでの戦いが、王国を本気にさせてしまったのかもしれない。