DFクルト・ズマとFWセオ・ウォルコットの獲得

ファン・ダイクの代役としてのもうひとりの候補はフランス代表DFのズマだ。

今季チェルシーからストークに貸し出されると、マーク・ヒューズ監督のもとで印象的なパフォーマンスを披露している。

ただ、チェルシーでの将来は不透明だ。コンテ監督の3バックではギャリー・ケイヒルとセサル・アスピリクエタが主力の座をガッチリ確保。そこに若きデンマーク人DFアンドレアス・クリステンセンがレギュラーとして台頭してきた。

そのため、ズマの居場所はない。そういった状況を考えれば、23歳のDFが夏に退団する可能性はありうる。そして、その移籍金が適性なものであれば、チェルシーも売却を余儀なくされるだろう。

莫大な補強費を得たセインツ。その資金をウォルコットとの“再会”に費やすのは最高の機会かもしれない。

彼は2006年にサウサンプトンからアーセナルへ移籍した選手だ。ガナーズで11シーズンを過ごしたが、加入当初の期待に本当に応えることはまだできていない。

ヴェンゲル監督からの寵愛を失ったウォルコットだが、まだ28歳。W杯出場に向けて出場機会を欲している彼と、攻撃陣が苦しんでいるサウサンプトン。両者にとっていい取引になりうる。

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