ダニー・イングス(リヴァプールFW)
悪いタイミングでの移籍が選手のキャリアを終わらしうるならば、悪いタイミングでの怪我はその残酷さを倍にしうる。
バーンリーでの活躍によってリヴァプールに引き抜かれたイングスは、それを同時に味わった。
最初の9試合で3ゴールを叩き出した後、膝の靭帯を断裂し7か月の離脱を余儀なくされたのだ。さらに復帰からわずか数週間後には、もう片方の膝を捻り、また9か月離脱することに…。
彼が再度復帰した2017年9月までに、リヴァプールは別のストライカーと3人のウィングを補強。そして、“変える必要のない”アタッキングユニットを築き上げた。
それは彼にとって悪いニュースだ。いいことがあるなれば、彼はまだ25歳で才能があり、クロップを含め指導した全ての監督たちから讃えられている点だ。
本人はまだリヴァプールで自分自身を証明したがるだろうが、短期的に現実的なオプションは本当に必要としているチームに行くことかもしれない。
トップクラブ以外に得点力のあるストライカーがいないリーグであれば、彼の貰い手が不足することはないだろう。