ジャン=ミシェル・オラス
(プレミアリーグでもインフレは起こっていますが?)
「それは卵が先か鶏が先かのパラドックスだよ。
英国のサッカーは単一のクラブがどうこうしたわけではなく、優れたテレビ放映権を生み出したのだ。
フランスでは資源のバランスをコントロールする方法を知らないPSGが、マルセイユ、ボルドー、リヨンらの優位性を完全に塞いだ。
PSGがフランスで発生させたインフレーションは、ある国家の下にある資金が使用されたものだ。人為的なものである」
(マルセイユ、PSG、モナコに外国人オーナーがいて、サンテティエンヌも一部を外国へ売る予定だ)
「フランスのサッカーで起こっていることは、私が2~3年間批判し続けているものだ。
サンテティエンヌのフロントはバカではなかった。彼らが売却を強制されるようなことになれば、PSG、そして少しだけモナコの所為で生まれたフランスの過膨張によるものだ」
(あなたはクラブを売却することは考えなかった?)
「失望したことはあるが、それはない。
いつかフランスサッカー全体、国際的なサッカー全体の組織で仕事をしたいと思うかもしれないが、今はリヨンで満足している。700以上の雇用も生み出した。
日曜日の試合では、PSGとの戦いを見るために最高の観客が来るだろう。記録を更新するかもしれない。
ネイマール、エンバッペ、そしてナースル・アル・ハライフィのおかげで、グルパマ・スタジアム(本拠地)の収入記録を破れるかもな(笑)」
「PSGはフランスにとって危険すぎる」…今週対戦のリヨン会長が盛り上げる
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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