アレッサンドロ・ネスタ
(指導者として必要なことは?)
「時には、選手に少しウソを吐かなければならない。何もかも話してしまったら、彼らの自尊心を壊してしまうこともある。
ガットゥーゾは時に正直すぎることがあるからね。
誰も、魔法の杖は持っていないんだ。何もかもすぐに変えることができるわけじゃない。
ラツィオも、マルセロ・ビエルサを求めたけれども失敗して、それからシモーネ・インザーギに任せたわけだからね」
(ミランについては?ボヌッチを買ったが)
「とても勇気のある決断だったと思う。ただ、残念ながら彼の肩に伸し掛かっている責任が重すぎるよ。思うに、ボヌッチはちょっと自分の能力を過大に評価していたんじゃないかな。
アレッシオ・ロマニョーリは、成長のためにもチャンピオンズリーグでプレーしなければならないよ。
ラツィオは今季トップ4を目指すことができるだろう。ただ、ミランはどう考えても目標はヨーロッパリーグだ。
両チームを賞賛するよ。率直に言えば、この両チームでコーチになりたいよ。
マイアミFCではコーチングの楽しさを実感した。それが人生の目標だ。新しい挑戦がしたかったからマイアミを離れた。
ベルギー、トルコ、フランスからオファーはあった。クロトーネとも話したが、あの状況には対応できないと思った。彼らは残留争いが必要だったからね、
とにかく、3月にはイタリアに行って、ジャンピエロ・ガスペリーニのアタランタを訪問する予定だ。彼はマウリツィオ・サリやアントニオ・コンテと同じく、参考にできる人物の一人だと思っている」
「ウソツキになれ!」ネスタ、“監督”ガットゥーゾに助言
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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