なぜ彼のことを知る必要があるか
1996年を振り返る。トルコのファンはファティ・テリム代表監督が2部からDFヴェダト・インジェーフェを呼んだことに驚き、スタメン出場させたことで更に驚いた。
彼は結局それ以降代表には呼ばれなかったが、ガラタサライでそれなりにキャリアを形成した。
サッカーは能力主義であることを誰よりもよく知っているインジェーフェは、U-19代表のコーチとしてソユンジュを指導した。
2014年にはインジェーフェがソユンジュを信頼し、アマチュアでプレーしていた彼を使った。2016年にはようやくクラブレベルでも活躍を見せ始める。
そしてファティ・テリムが再び2部から彼を発掘。EURO2016の予備メンバーに入り、大きな話題を集めた。
フライブルクは彼の獲得に250万ユーロを費やした。ファンはやや驚いたものの、その選択は正しかった。
ソユンジュは言語の問題を経験し、遥かにスピードが早いブンデスリーガに慣れるまでに時間はかかった。
しかし多くのミスとともに輝かしい才能も見せた。そしてシーズンの終わりには、ドイツで最も有望な選手の一人となっていた。