トゥーロン国際大会2018の初戦。東京五輪に向けて強化を図るU-21日本代表は、五輪出場の望みを既に絶たれているトルコに逆転負けを喫した。
自分たちのリズムを試合を組み立て先制点を上げたものの、試合終盤にかけて徐々に小さなミスや後ろ向きなプレーが増えての敗戦。
五輪出場を果たす上で突破しなくてはならない、U-21欧州予選(最終予選を前に行われる予選ラウンド)で既に敗退が決まっており、この大会にも「U-20トルコ代表」という名称で参戦している相手であったので、勝ち切って欲しかったところである。
一度ペースを崩すとそのまま負の連鎖に陥りやすいという問題点は、このチームが立ち上がってから付いて回っている「悪い癖」だが、それが出てしまった一戦だったとも言えるだろう。
その大きな課題は2年後の成功を果たす上で払拭を果たす必要があり、試合内容そのものに焦点を当てたいところもあるが、今回はこの試合において、特に筆者の印象に残った選手を両チームから5人に絞って取り上げてみることにした。
※一部加筆修正しました。