3位 カメルーン(PUMA アウェイ)

2002年以降、PUMAはアフリカ各国への攻勢を強め、大陸内での地位を確固たるものにしてきた。その集大成として迎えた南アフリカ大会ではシェアは3位に甘んじたものの、カメルーン、ガーナ、コートジボワール、アルジェリアの4ヶ国を送り込んでいる。

PUMAのデザインの特徴として、その国のシンボルや民族紋様が取り入れられている事が挙げられる。

カメルーン代表はこの南アフリカ大会では、アウェイカラーにイエローを採用、シンボルのライオンを右肩にシャドーで入れ、身頃は赤のストライプ。ここまではありがちなのだが、そのストライプをフリーハンド風にする事で、パンチを効かせたデザインに仕上げている。

この極彩色モデルで臨んだグループリーグ初戦で、本田圭祐の一発を浴びた後は結局いいところなく、3連敗で大会を去ることになる。

ただ、ネイションズカップ2002のノースリーブモデル、ドイツW杯予選2005のワンピースモデルと、PUMAサプライ国のなかでも特別扱いのインパクトの系譜は、この大会でも残せたのではないだろうか。