4位 ナイジェリア代表(NIKE ホーム)
1996年アトランタ五輪制覇の時は「アフリカのW杯優勝も現実的」と評され、3大会連続6度目の本大会出場とアフリカ勢のなかではW杯常連化を果たしたものの、ベスト16の壁を破れないでいるナイジェリア代表。アフリカのほとんどの強国がPUMAとのサプライヤー契約を結ぶなか、90年代以降adidasとNIKEとの契約を交互に続けている。
今モデルは1994年アメリカW杯後にリリースされたNIKE初代モデルをオマージュしたデザイン。チームの愛称であるイーグルス(鷲)の羽根模様とジグザグモチーフをリンクさせたナイジェリアならではの仕上がりとなっている。NIKE2018のなかで唯一過去モデルをオマージュしていることからも、当時メジャー国のなかで最初にNIKEを採用したナイジェリアへのリスペクトが感じられる。
このモデルは予約だけで300万枚を売る驚異のヒット作となり、『GQ』でも取り上げられるなど社会現象にもなっている。
またNIKE2018のもう一つの目玉である「モードコレクション」。ナイジェリアの他にはフランス、ブラジルなど限られた国のみでリリースされたカジュアルなアイテムの数々。特にナイジェリア代表のジャケットにはクラブシーンとも見まがうようなボタニカル柄が採用され、プロモーションに定評のあるNIKEの面目躍如の感が強い。
アイスランド戦、アルゼンチン戦では、確実にこのホームモデルの着用が予想される。試合前のウォーミングアップ時や入場時のウェアにも注目したい。