西野朗(日本代表監督)

「ユース代表の監督、オリンピック代表の監督、さらにJリーグで16シーズン続けてやってきました。そして協会から技術委員長で2年、ワールドカップ直前に監督。全てのカテゴリ、クラブで経験させて頂きました。

大きな最後のミッションだったと思いますが、7月末で契約満了という中では精一杯仕事をさせてもらいました。

私は2ヶ月間だけしかいなかったので、4年かけてやってきたワールドカップの全てを統括することはできません。

現場の選手たちの思いは想像以上に強かった。そういう選手たちのリーダーとして長谷部がいて、彼が夜中に代表引退を自分に伝えてくれました。

『えっ、まだだろ』と思いましたが、これも想像以上の長谷部の気持ちがあると。

それも計り知れないことですし、彼が決断したものなので間違いないと。そういうリーダーに導かれた代表チームの力も計り知れないものです。

次のリーダーがどうなるのかはわかりませんが、大変なポジションです。長谷部を超えるリーダーシップを持つ選手が立たなければならないと思います。そういうリーダーに支えられてチームが成り立つということも感じました。

たくさんのスタッフに支えられていることも感じました。ありがたく思っています。

根底にあるのは国民のサッカーへの関心。それがもっと増えるように、代表チームが活動をしていかなければならないと感じています。

まちがいなく未来は…アンダーのカテゴリも含めて、世界でも良い活動ができると思います。たくさん応援してあげて欲しいと思います。本当にありがとうございました」

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