1982年:ポーランド 3-2 フランス

フランスはこの大会の準決勝で西ドイツとW杯史上に残る激闘を演じた。延長戦で両チームが2点ずつを奪い合うという壮絶な一戦だったが、PK戦によりフランスは3位決定戦にまわることに。

一方、ポーランドの準決勝は地味な展開で、パオロ・ロッシの2発でイタリアに敗れた。だが、そのことが3位決定戦でフランスを出し抜く助けになったかもしれない。

先制したのはフランス。13分にレネ・ジラールの22メートル弾が決まる。

だが、前半終了間際にアンジェイ・シャルマッフとステファン・マイエフスキの連続ゴールでポーランドが逆転。特に1点目は角度のないところからの素晴らしいフィニッシュだった。

ポーランドは後半開始直後にもクレバーなフリーキックで追加点。フランスも残り18分で1点差とするも、勝利を掴んだのはポーランドだった。