これはJFAミュージアムの地下二階に来ていただければ分かる通り、フェアプレー賞は本当に多く受け取っています。我々がやってきたことが間違いではない。それは明らかだと思っています。
そして私達のバリュー(価値)、エンジョイ、プレイヤーズファースト、フェア、チャレンジ、リスペクト。まさにこういう気持ちを私達が継続していることは、チームに反映されなければなりません。
ドリーム、夢があるから強くなる。そのスローガンを元に日々の活動を行っております。
そして、『ジャパンズウェイ』ということを我々はずっと言ってきました。
そして、私の盟友の中にも、『ジャパンズウェイが実現する可能性がありますね、これをやっていけば世界に繋がると確信を持てた』という意見をたくさん頂きました。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、2006年以降、小野剛が技術委員長時代にこのジャパンズウェイを提唱しました。その都度変化もさせています。
日本は1993年にJリーグができ、2002年にW杯があるなかで、世界に追いつけ追い越せ、日本には足りないものがたくさんあるんだという、そういう気持ちで私達は代表の活動に取り組んでしました。
そして、世界をリスペクトして、そこに追いつけ追い越せでだけでは世界に追いつかない。日本の良さを生かして、日本らしさを追求し、確立する必要があるという風に考えたのがジャパンズウェイです。
日本人の素晴らしさや世界の中でも秀でている部分、技術力、俊敏性、持久力、組織力、そして勤勉性、粘り強さ、フェアであること。
それは私達が思う以上に、オシムさんやザッケローニさんが仰っており、またFIFAのテクニカルレポートにも書かれています。海外からも認められているということです。
「属人的なシステムでは成長しない」田嶋幸三会長、会見全文書き起こし
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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