補強が当たらなさすぎる
モウリーニョがどう取り繕おうが、彼はユナイテッドの歴史上最も大きなお金を使っている監督だ。2016年にやってきてからというもの、補強に3億9000万ポンド(およそ567.76億円)を投じてきた。
ムヒタリャン、ポグバ、マティッチ、リンデレフ、バイリーら。エースとして存在感を発揮しているルカクを除けば、絶対的に成功したとは言い難い者ばかりだ。彼らはユナイテッドに来る前のほうがいいプレーをしていた。
リンデレフは今や失敗に失敗を重ねており、ムヒタリャンはかなりひどかった。ドルトムントで見せたような才能を生かせる場を与えられなかったこともだ。
問題は、この補強政策に一貫性も計画もないように見えることだ。『どんなチームを構築するために誰を取っているのか』クラブは説明ができるのだろうか?
『パスサッカーを構築するためにアレクシス・サンチェスを獲る』ならわかるが、今の戦術を使うのであれば彼は間違いなく必要なかっただろう。もちろん、ムヒタリャンを残しておく意味もあまりなかったが…。
そして、ポグバはユヴェントス時代と比べ物にならないような低調さであるし、マティッチもチェルシーでのプレーほどではない。