MF:バシャール・ラサーン

このところ知名度を一気に高めている存在バシャール・ラサーン。イラクリーグでは14歳、イラク代表には17歳と8ヶ月13日でデビューしているという早熟の天才だ。

父親のラサーン・ボニャンもかつてはイラク代表としてプレーした人物で、その才能を受け継いでいるのか、息子も非常にセンスのある選手だ。

かつてはボランチとしても起用されたりしたが、ウイングやトップでもプレーできるなど応用力はピカイチ。フィジカルの強さはそれほどないが、高いスキルと運動量、機動力を備えているアタッカーだ。

今年10月に行われたアルゼンチンとの親善試合中に見せたスキルが話題になる一方、それと時を同じくして実の母親が息を引き取るという経験をした。

彼は試合終了後にその事実を知らされ、母親が眠る病院へ駆けつけたという。