ピッツィ
Pizzi
1989年10月6日生まれ(29歳)
ポジション:CH/OH/RWG
現在のチームにおいて最もネームバリューは低いかもしれない。しかし、そのいぶし銀の働きで、30歳手前にして評価を急上昇させているのがピッツィだ。
若い頃はなかなか所属クラブが定着せず、レンタルで国内外を転々とする日々を過ごしていたが、2014年に加入したベンフィカへの移籍が大成功。
ポルトガル屈指の名門で瞬く間にレギュラーポジションを手にすると、2016-17シーズンには国内リーグにおいて二桁得点をマーク。本職はセントラルミッドフィルダーでありながら、より攻撃的なポジションでの起用にも応えて、「ゴールが奪えるMF」として高評価を得た。
代表では2012年にデビューを果たし、2017年にはコンフェデレーションズカップに参加するなど一定の活躍を見せたが、ロシアW杯のメンバーからは落選。大会終了後にようやくチャンスが回ってきた格好だが、チームのシステム変更もあり、インサイドハーフのポジションでスタメンの座を掴むと、持ち前の武器をフル活用。
技術力があるだけではなく攻守両面における高いインテンシティを備えている彼の特性は、現代表が志向する戦術上の鍵となっており、このポジションにおける序列でも、ジョアン・モウティーニョ、アドリエン・シウヴァ、アンドレ・ゴメス、ジョアン・マリオ、レナト・サンチェスら実力者を上回っている。