勝利が弱点を覆い隠している

ロペテギ体制のレアル・マドリーにおける悲惨なことは、フィニッシュが悪く、創造性がなく、組織が崩壊し、守備まで不安定だったという点だ。

最初の2つについてはずいぶん修正はされているが、後者の2つについてはまだその雰囲気を消し去ることはできていない。

バジャドリーとヴィクトリア・プルゼニにはそれぞれ2-0、5-0で勝利した。快適に勝点3を取ったようにも見えるが、このスコアは試合中の出来事をすべて反映したものではない。

後半最後に若きヴィニシウス・ジュニオールの活躍で乗り切ったバジャドリー戦。クルトワのセーブにも救われたヴィクトリア・プルゼニ戦。

ときには勝利することが弱点を覆い隠してしまうことがある。レアル・マドリーの3試合はそのようになる可能性もあり、まだソラーリがすべてを改善させたと信じることはできない。