ヴィッセル神戸への移籍が決定した元スペイン代表FWダビド・ビジャ。
ビジャといえばEURO2008、2010年ワールドカップで得点王を獲得するなど、クラブと代表で数え切れないほどのゴールを決めている。
しかし加入会見の際、神戸の三木谷浩史会長から「最も記憶に残るゴール」として紹介されたのはこのゴールだった。
バルセロナ1年目となった2010-11シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦で記録したこのゴールだ。
試合が開催されたのはイングランドのウェンブリースタジアム。地元ユナイテッドとしては負けられない一戦であったが、バルセロナは後半にメッシのゴールで勝ち越しに成功すると、69分、ビジャがこの美しいシュートを決めて相手の士気を打ち砕いた。
ビジャのゴールで楽になったバルセロナはそのまま3-1で勝利し、4度目となる欧州王者に輝いている。
なお、この「記憶に残るゴール」が三木谷会長のものなのかビジャのものなのか会見の文脈でははっきりとしないが、欧州最高の舞台で決めた一発がビジャにとって特別なものであることは確かであろう。