イッペイ・シノヅカ(横浜F・マリノス)
ロシア国籍を持ちながら、本名は篠塚一平。父親がロシア人、母親が日本人のハーフである。
千葉県で生まれたが、6歳になるまではロシアやアメリカで育った。それから高校に進学するまで千葉県で生活するも、東日本大震災の影響で再び祖母の暮らすロシアへ移り住むことに。そこで育成に定評のあるアカデミア・チェルターノバ・モスクワに加入し、サッカー選手としてのキャリアを歩むことになった。
昨年の夏のキャンプに練習生として参加し、見事にプロ契約を勝ち取った横浜F・マリノスでは、キレのあるドリブルを武器に、試合の流れを変える切り札として活躍中だ。
ロシアU-18代表に選出された経験はあるが、夢は日本代表でプレーすること。日本で生まれ、日本の義務教育を修了しているため、Jリーグでは外国籍枠としてカウントされないものの、既に日本の国籍は喪失しているため、代表に入るためには帰化申請の必要がある。
しかし、何よりもまずはゴールという分かりやすい結果でアピールすることが求められる。