中山雄太(柏レイソル)

今年は負傷の影響で大半の試合を欠場したが、出場したときのパフォーマンスは非常にレベルが高かった。Jリーグベストヤングプレイヤー賞を獲得した昨季の勢いそのままに、若手とは思えないほど堂々たるプレーを披露していた。

昨季はセンターバックでプレーしていたが、今年はサイドバックやボランチを任される機会も多く、ユーティリティ性も魅力の一つである。

ボランチで起用された際にはゴールへの積極性が高く、33節のセレッソ大阪戦では強烈なミドルシュートをゴールに突き刺し、34節のガンバ大阪戦では股抜きでディフェンダーをかわしてからゴールを奪った。

ボランチを主戦場として任せられている東京五輪年代の日本代表ではゲームキャプテンを務める機会が多く、本大会での活躍が最も期待される選手の一人である。

所属クラブの降格を機にヨーロッパへ挑戦を果たす可能性は低くない。J1クラブからの興味も報道されているが、ユース育ちのクラブに深い愛着があるため国内移籍は考えにくい。